確定ヤドリクモバチ 岡山県で初記録

山小屋の番人

2016-08-26
ハチの仲間
4 COMMENTS
 ヤドリクモバチは 昨年8月に 私が発見、採取して
  ヤドリクモバチに間違いないだろうと 推定していました
                   昨年の記事は  →  こちら
 今年も同じ場所で発見して
 倉敷市立自然史博物館に持ち込み同定を依頼したところ
  ヤドリクモバチに間違いなく、
  岡山県では初めての記録であることが確認されました
 マツカゼソウを訪れたヤドリクモバチ  メスだそうです
                2016/08/10 撮影 以下同じ

 前回もマツカゼソウの花に来ていました
  マツカゼソウを好むのか
  マツカゼソウ以外に吸蜜する花が無いだけなのか それは?です
  蜜を舐めています

 ハチ目 クモバチ科 ヤドリクモバチ属
           ヤドリクモバチ Irenangelus hikosanus 寄生蜘蛛蜂 
  本州・九州(台湾からインド?)に分布 資料が少なく国内分布の詳細は不明

  クモバチはクモを捕えて 毒針で麻酔して巣穴に持ち込み
             卵を産み付け幼虫の餌とする 狩人蜂です

  ヤドリクモバチは自分ではクモを狩らず、
     キバネトゲアシクモバチが獲物の蜘蛛を巣に運ぶところを追跡し、 
        すきを見て蜘蛛の書肺内に卵を産み付けます
   蜘蛛を捕まえ 巣穴を掘り 卵を産み付け 穴をふさいで
     安全な揺籃を作ったはずなのに
    ヤドリクモバチの幼虫が キバネトゲアシクモバチの卵を殺し
       蜘蛛を食べ尽くして成虫になって出てくるのです
    何とも ユニークな習性の蜂です 
        野鳥におけるカッコウの托卵を連想させます
     このように他人の努力の成果をそっくり横取りする寄生のやり方を
     労働寄生と言います
  
   ヤドリクモバチは行動するためのエネルギーや
    卵を作るタンパク源を 花の蜜だけで賄っているのでしょうか
   気になると疑問点はいっぱいあります
 ※補遺
   あらゆる狩蜂にとって獲物はすべて幼虫のための餌だそうです
   成虫は細い腰のため液体以外は飲めなくて、蜜などを舐めるだけです
   たんぱく源などは幼虫時代に蓄えたものだそうです。
   スズメバチ科栄養交換といって幼虫の分泌液を栄養源にします
   ミツバチは小さいサイズの花粉を消化できるようです
 
 
  
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Comments 4

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今日も、こっそり自然観察!  

No title

素晴らしい発見ですね!

珍しい種を拝見させて頂き、感動してます!!!☆

2016/08/26 (Fri) 18:58

chat bleu  

No title

おめでとうございます
岡山県初の発見って素晴らしいです
ナイス☆です。

2016/08/27 (Sat) 05:59

山小屋の番人  

No title

> 今日も、こっそり自然観察!さん
有難うございます
専門の方にきちんと見てもらい、1年越しの懸案に決着がつきました

2016/08/27 (Sat) 08:36

山小屋の番人  

No title

> chat bleuさん
有難うございます
蜂のことはほとんど知らなくて、変わったアシナガバチ程度に思っていたのですが調べていくとほんとに珍しいものでした

2016/08/27 (Sat) 08:39

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