峠の山小屋Ⅱ

山道で出会ったクロツグミ シハイスミレ ベニシジミ

 峡谷の底から高原へと九十九折の道を登っていくと  薄暗い杉林の道縁に黒っぽいツグミのような鳥が動きました クロツグミです そういえば前日も尾根筋でクロツグミの歌声を聴いたところだった    一度聴いたら忘れられない素敵な歌声です クロツグミは高い梢で歌う声は聞こえても近くではなかなか見られない夏鳥です 薄暗く湿った森の道でミミズを探すクロツグミを見かけることがあります スズメ目 ヒタキ科 ツグミ...

オツネントンボ ホソミオツネントンボ アジアイトトンボ シオヤトンボ エグリトビケラ ヤマトシリアゲ

 高原のため池にトンボを見に行きました お目当ての第一は オツネントンボです オツネントンボ ♂  昨年は4月30日に多数の産卵を見た           ちょっと早かったか   昨年の記事は →  こちら 池のほとりで メスを待っているオス 産卵する オツネントンボ♀ 抽水植物や水辺の植物の葉などに卵を産み付けます 次のお目当ては ホソミオツネントンボです  ブルーの婚姻色に変身したオスを一頭だけ...

フデリンドウ ニシムネアカオオアリ キランソウ サカハチチョウ ニホントカゲ ニホンカナヘビ

 春の小さいリンドウ    フデリンドウが咲いています ハナバチの一種でしょうか 蜜を舐めに来ています 大きなアリがいました ニシムネアカオオアリのようです キランソウの紫の花が地べたにへばり付いています サカハチチョウの春型も ニホントカゲが日向ぼっこしていました トカゲ目 トカゲ科 ニホントカゲ Plestiodon japonicus 日本蜥蜴   近畿以西・四国・九州    中部以北のニホントカゲは新種ヒ...

キビタキ若 頑張る  ホウチャクソウ チゴユリも咲く

 裏山へ夏鳥を探しに行きました 峠の杉林のはずれで声が聞こえます しばらく待っていると姿を見せました  キビタキ君お久しぶり! 頭部や翼が茶色いですね まだ若者のようです 近くにもう一羽いるようで競い合うように鳴く声が聞こえます 大きな声で囀ります、  若者がベテランに挑戦しているのかな 夢中になって警戒心が薄れたのか すぐ近くで鳴いています   ほぼ下から見上げる位置で  オオルリは 高い梢で鳴...

ミサゴ 抱卵はじめる

 山道の 新緑の枝のぽっかり開いた隙間に ミサゴの巣が見えました  すでに抱卵に入っているようです 交代する親鳥のペア  抱卵中の親鳥 抱卵中の野鳥の巣を撮影することは、慎むべきことですが  天然のブラインド状態の中でわずかの隙間から撮影を試みました このフィールドは 毎年3~4個のミサゴの営巣があり 観察を続けています 巣立ち直前まで撮影は控えているのですが わずかな隙間からこっそり撮りました ...

オオヨシキリもやって来た

 枯れ葦の天辺でオオヨシキリが囀っていました  夏を告げるオオヨシキリの声がまだ枯茎の目立つ葦原に響いています ギョギョシ、ギョギョシ 大声を張り上げています 葦の新芽が伸びるとその中に巣を作って子育てを始めるのですが   葦の芽は芽吹いて間がなくまだまだ小さいです メスを呼んでいるのか、縄張りを宣言しているのか                騒がしく鳴き交わしていました スズメ目 ヨシキリ科 ヨ...

ユウシュンラン 今年も咲いた

 ユウシュンラン Cephalanthera erecta var. subaphylla が今年も咲きました   落葉の積もった薄暗い林床に ひっそりと白い花を咲かせていました          ユウシュンランの詳しいことは →  こちら   ギンランの亜種ですがギンランよりも 菌依存性が強く    葉鞘のような小さな葉と苞葉があるだけ  花を咲かせる力を貯めるまでは地上に芽を出さないので   小さくてもすべての株が花を咲...

お散歩アナグマ ナガバノタチツボスミレ

 草原の中の道路を 歩いていたのは  アナグマです 何か危険を感じたのか 道路の端に  側溝の影に隠れようと 安全と見ると、また道へ え? 気が付いた? 無視して むこうへ 突然ダッシュ 一度側溝へ隠れてから しばらくして出てきた   茂みの中へ消えていった ネコ目 イタチ科 アナグマ属 ニホンアナグマ Meles anakuma 日本穴熊                 別称 ムジナ(貉、狢) マミ(猯...

庭の松にカヤランが・・・

 カヤランだと思います  近所の知り合いの庭の松に着生しています 知人の話によると、庭に松を植えて10年近く経ったころ  枝に蘭らしいものが着いているのに気付いた  楽しみに見守っていたが 5年経っても10年経っても花が咲かない  20年近くなって諦めた頃、やっと花が咲いた 黄色い可愛い花   はじめはフウランの着生かと思っていたが、どうも違う  今年で3年目の花が付いたというので、ぜひ花を見たい...

湿原は早春 ミズバショウ ミヤマセセリ コツバメ リュウキンカ カンムリタケ アブラチャン? ヤマウグイスカグラ

  誘われて 北の湿原を覗いてきました お目当てのミズバショウは すでに葉が展開して    かろうじて最後の花が残っている状態だった サトイモ科 ミズバショウ属 ミズバショウ Lysichiton camtschatcense 水芭蕉  東シベリアからカムチャッカ、サハリン  日本では北海道・本州中部以北の湿地帯 兵庫・岡山・広島の高原にも点在 ミズバショウの花期は終わりだったけど   湿原は枯草に被われ 周囲の...

土筆 蕨 コスミレ シハイスミレ ショウジョウバカマ クサガメにシマヘビも

 高原の田んぼのほとりに土筆が出て シダ植物 トクサ目 トクサ科 トクサ属 スギナ Equisetum arvense    胞子茎をツクシと呼ぶ    池の土手には蕨も顔を出しました    シダ植物 シダ目 コバノイシカグマ科 ワラビ属 ワラビ  コスミレ Viola japonica が草原を紫に染めています  白っぽいコスミレも シハイスミレ Viola violacea も小さな花を開きました シハイスミレがどれ...

ハルトラノオ フタバアオイ キシタトゲシリアゲ コマルガタゴミムシ カタクリ エンレイソウ

 ハルトラノオと言います    タデ科の花で、峡谷の沢沿いなどほの暗くやや湿った所で見られます  タデ科 イブキトラノオ属 ハルトラノオ Bistorta tenuicaulis 春虎の尾  日本固有種 本州(福島県以西)・四国・九州 暗めの林の下には フタバアオイも花を付けていました フタバアオイはカンアオイの仲間なので花もよく似ています  少し明るい所にタチツボスミレ 虫が・・・シリアゲムシですが  キシタトゲ...

山笑う  絶滅危惧種オオマルバコンロンソウ

 山腹に山桜が咲き 木々が芽吹いて煙るような山肌      所々に黄緑の新緑も 「山笑う」という言葉があるそうだが・・・ 山裾には ヤマブキも満開に オオマルバコンロンソウを探しに行きました  昨年この谷で見つけたのですが、    確定できるだけの写真が撮れてなかったので     「?」付きで紹介しました    →  昨年の記事   今年こそ確かめようと 出かけました   谷ではたくさんの花が咲い...

ミツマタ考  馬酔木 木五倍子 檀香梅 小葉の三葉躑躅

 アセビ(馬酔木)の白い花が咲いています ツツジ科の常緑低木で庭木にもされますが、有毒なので要注意です   キブシ(木五倍子)も咲き始め  キブシ科 キブシ属 キブシStachyurus praecox  木五倍子   北海道・本州・四国・九州  落葉低木   日本固有種  染色原料のフシ(五倍子)の代用にしたのでこの名が付いた コバノミツバツツジも咲いていました  この辺りの里山では一番よく見るツツジです 黄色い...

春蘭 高梁天南星 ヒナスミレ タチツボスミレ 謎のスミレ?

 雑木林の林床に シュンランの花が咲きました  タカハシテンナンショウも咲き始め     高梁市臥牛山で発見されたマムシグサの仲間です         詳しくは  →  こちらに 林床に淡いピンクのスミレが咲いていました ヒナスミレです 距は太く長め 葉は柔らかめで、縁に鋸歯があり広披針形 側弁有毛、柱頭はカマキリの頭型  私の好きなスミレです 絶滅危惧Ⅰ類の県もあるようです 日当たりのいいところで...